【資格】完全独学・国家資格FP2級に短期間合格できた学習方法とおすすめテキストや教材

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FP勉強に使ったテキスト類 資格取得

こんにちは、ジュジュ子です。50代に突入し今後の人生を考えたときに、自分自身のキャリアに役立つ資格を取得しようと考え、2023年1月に実施された国家資格であるFP3級に約2か月の学習期間を経て合格後、2023年1月下旬からFP2級の学習を始め4か月後の2023年5月に受検し無事合格しました。今回はFP2級資格取得に向けて私が実践した勉強法などをご紹介したいと思います。

FPとはどんな資格?

FPとはお金全般についての知識を持つスペシャリストで、ファイナンシャルプランナーと呼ばれ、国家資格での正式名称は「ファイナンシャル・プランニング技能士」です。(このブログでは以下FPと表記します。)

超低金利で銀行に預けているだけでは資産を増やすことが難しい今、改めて資産運用などでお金について考えさせられる機会が増えてきました。資産運用については勿論ですが、人生設計や相続問題そして私たちが生活するうえで避けては通れない税金や年金や保険などについても深く学ぶことが出来ます。FPについての知識は私たちの生活に密着した資格で、年々受験者も増えており人気の国家資格となっています。

FP技能検定について

FP技能検定には1級、2級、3級があります。金融業界や保険業界などでのFP業務で実務経験があれば2級から受験できますが、業界未経験者であれば3級から受験される方が多いです。

FP技能検定の指定試験機関は「日本FP協会」「一般社団法人 金融財政事情研究会」の2つの団体があります。学科試験は両団体で共通問題、実技試験については各団体での独自の問題となっていますが、どちらで受検しても同じファイナンシャル・プランニング技能士資格を取得できます。

法人での団体受検などで「一般社団法人 金融財政事情研究会」にて申し込む方が多いですが、個人で申し込むことも勿論可能です。

私は個人受検だったのですが、まず3級を受験する際どちらの団体で申し込むか悩みました。色々調べると「日本FP協会」の方が合格率が高いのを目にして「こちらの方が合格しやすいのでは?」と邪な理由で3級受検をした経緯があります。しかし学科試験の出題問題は両団体共通ですし、実技試験は各団体で違えど難易度はほぼ同じなので、「日本FP協会」の方が簡単に取得できるということではありませんでした。なぜここまで合格率に差があるのかというと「日本FP協会」での受検者の方が職場からの団体受験を強いられる方が少ない分、資格取得に対して強い意志をもって臨む方が多いからと聞いたことがあります。そのため勉強時間なども多く対策している方が多いので合格率も高くなっているとの噂です。

日本FP協会 試験要綱にて受験資格について記載されています。

一般社団法人 金融財政事情研究会での受験資格はこちらを参照ください

両団体とも日本FP協会が認定するAFP認定研修の修了者は3級FP技能検定に合格していない場合でも、「AFP認定研修(基本課程)」を修了することで、2級FP技能検定の受検資格が得られます。私は2023年1月に3級を受検し合格してから2023年5月に2級を受検しました。

FP2級資格取得のために実際に使った教材

FP2級学習に使用したテキスト類
FP2級学習に使用したテキスト類

私が2級受検に使用したテキストと問題集はLECの「FP2級 合格のトリセツ」でした。

3級の時にはTACのみんなが欲しかったシリーズでしたが2級ではトリセツで。決め手は内容も分かりやすくテキストにはメモ欄もあり自分で色々とメモを書き込めることができることでした。

FP2級トリセツのテキストに書き込んだメモ
FP2級トリセツのテキストに書き込んだメモ

テキストの使いやすさは相性だと思うので実際に書店で見比べてみるのが一番良いかと思います。

LECトリセツの良かった点は、YouTubeで「ほんださん/東大式チャンネル」と完全コラボで「FP合格 完全講義」が視聴できテキストの構成とリンクしていたので勉強もスムーズに進めやすかったです。



ほんださん/東大式FPチャンネル「FP合格 完全講義」はこちらから視聴できます。

好みはあるかもしれませんが、簡潔に一刀両断で分かりやすく説明していただけるのでテキストを読み込むだけよりも「FP合格 完全講義」での勉強の方が断然理解が深まりました。FP3級の時は完全独学だったのですが、3級の時にもほんださんの動画講義を視聴すれば良かったなぁと思うくらいわかりやすいです。無料でこのコンテンツは素晴らしいです。6分野すべての動画はボリュームがありますので、動画での勉強は早めに取り掛かることをお勧めします。

問題集はテキストとリンクするようにトリセツで。過去問演習で実際の問題に多く触れることができます。こちらの問題集は「左が問題、右が解説」の見開きスタイルで、解答かくしシートで隠しながら解くスタイルです。ちょっとページめくるときに次の問題の解答が目に入りやすいのが難点でした。。。(私はページめくる都度、視線を上に向けてました。笑)

超直前期に使ったのがTACの「あてる直前予想模試」でした。中にはドリルとまとめ冊子もついており便利です。本試験を想定した内容なので実力確認に使いました。


また、携帯にて過去問を解くために利用していたのが【FP2級ドットコム】の過去問道場でした。移動時間やちょっとした隙間時間に使っていました。年度別、分野別と自分の実力を確認するために非常に有用なサイトです。成績表も出て自分の理解度を可視化できるのが良く、かなりお世話になりました。

実際の勉強方法について

3級での学習で基礎ができているとは言え、2級の実際の問題ではより深い部分を問われることが増え、単なる暗記では太刀打ちできません。そしてFP技能試験では3級と同様に下記の6分野から出題されます。

  1. ライフプランニング
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

まず内容を理解するために実践した勉強法は以下の通りです。

  1. YouTubeでほんださんの「FP合格 完全講義」を視聴しながら必要事項をテキストやノートにメモする
  2. 1分野の動画を全て観終わったらトリセツ問題集の1分野を解く

1度観ただけでは理解できなかった部分があっても最初は気にせずに次の分野に進みました。(最初から全てを完璧に理解するより全容を把握したかったというのもあります。)上記の作業を6分野通しでやりました。問題を解いて間違えた問題には印を鉛筆でマークしておきました。実技問題は学科の知識がベースになっているので、まずは学科問題をしっかりと学ぼうと決めてました。なので試験の1か月半前まで実技試験については手は付けませんでした。

上記の1と2のルーティンを3回繰り返しました。(3回目の動画視聴は1.75倍速で観てました)理解できている単元も敢えて視聴しました。問題も3度目になっても間違えてしまうものについて理解が浅いと感じたものに関してはその単元についての動画だけを視聴しました。

その後は、ひたすらトリセツの学科問題集の周回とFP2級ドットコムの過去問道場を解きました。学科試験は60問を2時間で解かなければいけないので時間を計測し、時間内に解答できるように訓練しました。トリセツの学科問題集は結果的に20回以上は解きました。FP2級ドットコムの年度別過去問を解くのは5年前まで遡って解いていました。そこで何度解いても不正解になった不明な点は都度テキストを読み込み、「数日経ってから再度その分野の問題を解く」というインプットした内容を思い出し問題を解くという作業を繰り返すことにより記憶の定着を図りました。インプットしてすぐは覚えているのは当たり前なので数日前の記憶を辿るということを繰り返すのが効果的でした。

そして試験日より1か月半前になって実技問題に取り掛かりました。ここで実技問題の設問にある資料などの膨大な情報量の壁にぶつかりました。知識的には学科がベースになっているものの、資料から必要な情報を抜き取り問われている問題にあてはめ答えを導き出す作業が本当に大変でした。私が受験した2023年5月実施の日本FP協会の実技試験時間90分では66問出題されました。(実施回によって問題数は変動します。)実技問題は「いかに正確に設問と資料から早く情報を見つけ出し解答できるか」を意識して取り組みました。

試験日から1週間前になって直前予想模試にて通しで解いてマークする時間や一問にどれくらいの時間を費やしているかの総確認と調整をしました。私自身せっかちな性格もあり、問題文を斜め読みしてしまうところがあり苦心しましたが、問題を繰り返し説くことにより問題に問われる大事な部分が資料のどこに記載されているかに注意する訓練が一番役立ちました。

試験前までに学科・実技ともに95%以上はキープできるように仕上げていました。

本試験に持参したもの

✔受験票 ✔腕時計(スマートウォッチは禁止されています)✔電卓2台 ✔消しゴム2個     ✔シャープペンシル ✔えんぴつ ✔鉛筆削り ✔顔写真付き身分証明書(私は運転免許証を持参しました)✔常備薬 ✔テキスト ✔まとめノート

計算機は使い慣れたものを持参しますが、途中で壊れたり使えなくなった場合に備えて予備を持参しました。(本試験では机に出せるのは1台だけです。不具合があった場合は試験官にその旨申告し、予備の電卓を使用できます。)電卓は12桁表示が便利です。

私は5月受検だったので寒さを感じることはありませんでしたが、1月受検の方はカイロや会場が寒いときにすぐに羽織れる上着(試験中はコートだと身動きとりづらいのでカーディガンやストールがおすすめ)を持参すると良いです。私が受験したときはペットボトルの水やお茶は試験中持ち込み可能でした。詳しくは受検票をご確認くださいね。

お昼休憩用の食事は会場最寄り駅付近のコンビニで菓子パンやジュースなどを調達しておきました。会場によってはカフェなども近くにあるとは思いますが、多数の受験者が利用して時間的に厳しくなることも予想されるので事前に用意されていた方がおすすめです。私が受検した大学ではキャンパス内のテラス席が解放されていたのでそちらで昼食を取りました。

本試験での注意点

学科試験では「誤っているのはどれか」「正しいのはどれか」とランダムに問われます。学科試験の4択では問題文の正誤の部分に〇を付けるなどしてケアレスミスを防ぐなど工夫が必要です。学科も実技も問題数が多いので、しっかり読み込みながらも素早く答えを導き出さねばなりません。初見の問題で難しいものはスキップする勇気も必要です。わからない問題に時間を割いてしまうとタイムロスが生まれ、本当にわかっている問題が解けなくなってしまうからです。

学科試験のマークシート記入と実技の記述については、私は問題を解く都度していました。全て解いた後でまとめて記入する方法もありますが、どの方法が一番落ち着いてちゃんと最後までマークミスや記入ミスをしないかを直前模試でいろいろ試されることをお勧めします。

また学科試験が終わると昼休憩には学科試験の解答速報が出ていますが、私はメンタルが揺さぶられると午後の実技試験に影響受けてしまうので、解答速報は見ず昼休憩はテキストやまとめノートだけを見るようにしていました。

学科試験、実技試験のどちらとも当日に発表される模範解答で自己採点するために問題用紙に解答と同じ内容を記入しておくのも大切です。例:2,000,000(円)と解答用紙に記入したのなら問題用紙にも同じように書いておきます。200(万円)と問題用紙に記入したのでは答え合わせしたときに解答用紙と同じだったか確信を持てないので。ちょっとしたことですが大事なポイントです。

まとめ

FP2級試験はとても広い範囲から沢山のことを問われます。大事なこと過去問に多く触れ、どのような問われ方をするのか対策をとることです。演習をするうちに頻出問題の傾向がつかめ、苦手分野が浮き彫りになってきます。本試験1か月前には苦手分野を克服できるようにしておいた方が良いと思います。

私は家事をこなしながら1日4~5時間、多い時で6~7時間の学習を4か月でFP2級を取得することができました。限られた時間の中でも集中して効率的な学習をすれば、学習期間4か月でも合格は可能です。以上、受験を検討されている皆さんの参考になれば幸いです。

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